家族経営っていいな。 就農5年目日記17

働きアリの習性について、最近どこか(テレビかラジオかネット?)で聞いて、なるほどなぁ、と感心してしまいました。

アリの集団の中には働きアリと働かないアリがいて、働くアリだけを別の場所に移すと、その中でまた働くアリと働かないアリに分かれるそうです。

これ、人間界にも全く同じことが当てはまりますね。

会社でも自治会等でも、人は集団になると一生懸命働く人と、いかにのらりくらりと過ごして、尚且つ働く人と同等の恩恵を受けようとしている人とに分かれます。税金納める人と、受け取るだけの人・・・っていう例は極端すぎるかな?(汗)

農業界でも、集団で作業している圃場の様子を見ていると、一人だけ軽トラの横にボーッと立っていたりして、あまり働いていないよなぁ、という人が必ずいますネ(大きなお世話ですが、汗)。

なので、人数をかければ作業がスピートアップするか、というとそうでもないのでは。


一人あたりのアウトプットを最大限に引き出すなら、わたしは二人一組が一番効率的なんじゃないかなぁと思っています。同時に同じ作業をするなら、最大でも三人までがいいかなー。

もちろん、どの作業も基本的には一人で完結できることが必須です。

二人揃わないとできないとなると、どちらか一人が欠けたときに、その日その作業はできなくなってしまうので。

一人でもできるけど、二人でやったほうがより効率的、という作業はたくさんあります。


たとえば、セット動噴での防除・・。

畑の端までもう少しで辿りつくのに、ホースが思わぬところに引っかかって(軽トラの荷台とか・・)どうしてもそれ以上先へ進めなくなって、一回軽トラまで戻るとか(涙)

とぉーーーーっても細かいことですけど、こんなことで結構どっと疲れるのデス。

こんなとき相棒がいれば、引っかかったホースをサッと外してくれるはずなんですがねぇ。

他にも、一人が墳口をもって移動している間に、もう一人は、

・ポンプのエンジンをかける
・ターンローターを移動させる
・薬液が少なくなったタンクを傾ける
・ホースを巻き取る

等々できますから、一人でやるときより随分早く終わります。


選果も二人いれば、一人がノンストップで一番時間のかかる皮むきをして、もう一人は根切りとか結束とか、動きまわる仕事ができて、効率的♪

掘り取りも家では一人はあまり動かずねぎを抜き続けるやり方にしています。

もちろん、どの作業も一人でできますが、何かを取りに行って戻る移動の時間が空白にならずに済むので、結果的に二人でやるほうが早く済みます。

ちなみに、この「早く済む」というのは一人でやるときの「半分以下の時間で済む」という意味です。

もし、ちょうど半分の時間にしかならないなら、一人でやっても二人でやっても、どっちでもよいですからね・・。


ポイントは、時間単位の一人あたりのアウトプットの量。

同じ時間で一人でやると20csのねぎが作れるけど、二人でやると50csになるなら効果アリ、ということです。


また、農作業には重労働もあれば、同じことを延々と長時間繰り返す軽作業もあるので、別々に分担したほうがよい場合もアリです(いやっ、さっきから別に蟻とかけているわけでは、汗)。

例えば年末にじいじばあばが出荷の手伝いに来てくれたときは、二人は作業場で延々と皮むきをしてくれて、我々夫婦は掘り取り、出荷、圃場管理、その合間に選果、という役割分担になります。

4人全員で圃場に出て、全員で出荷作業をするより、きっとたくさん出荷できる・・と信じてこのスタイルにしていますが・・。

多くの家族経営の農家さんって、こんな感じなのではないでしょうか。

それぞれが適材適所につき、最大限の能力を発揮できるので、昔から農業が家族で営まれているのは、やはり理にかなっているのだなぁ、と思います。


農家の家族経営・・、

それは、働かないアリを作らないお年寄りから子供まで一家総活躍できる理想の経営スタイル

なんだ、我が国には昔からこんな身近に素晴らしいモデルがあったのか。



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